亜鉛とアルコールの関係とは
亜鉛はセックスミネラルとも呼ばれていて、男性の性機能に深く関与していると言われています。
ですが、もちろん性機能に関わらずあらゆる働きを持っていて、その一つにアルコールの分解があります。
アルコールの分解は肝臓で、アルコール脱水素酵素とアルデヒド脱水素酵素の力で分解されますが、この2つの酵素の働きをサポートするのが亜鉛なのです。
酵素は生命維持活動のために栄養素を化学反応させる物質ですが、酵素が働くためには補酵素として働くミネラルが必ず必要です。
酵素の種類によって必要となる補酵素は異なり、アルコールを分解する酵素には亜鉛が必要不可欠なのです。
アルコールが良くない理由
日本人はもともとアルコール脱水素酵素が少ないと言われているので、外国人と比べるとお酒に弱いと言われています。
しかし、アルコール脱水素酵素が豊富であっても、その働きをサポートする亜鉛が不足していたら、アルコールが分解できないので体内に残ってしまいます。
ですのでお酒を飲む場合には、アルコールの分解を助ける亜鉛を意識して摂取する必要があるのです。
また、毎日お酒を飲む、たくさんの量を飲むという方は、その分亜鉛が使われてしまうため亜鉛不足が引き起こされます。
亜鉛はアルコール脱水素酵素だけではなく、数百もの酵素の働きをサポートしているので、不足すると健康体を維持出来ません。
お酒をたくさん飲むだけでも体に負担をかけますが、さらに亜鉛不足になると疾患や体調不良が起こるので、サプリメントを利用して必要摂取量をしっかり摂るようにしましょう。