アルギニンが持つ成長ホルモンの分泌を促進する効果とは
アルギニンが持つ成長ホルモンの分泌を促進する効果は、コラーゲンの増加にも関与しています。コラーゲンは皮膚はもちろん、骨や血管などに含まれていて、それぞれの弾力を作り出す働きを持っています。
存在する形状は細胞と細胞を結ぶというもので、網目状になっているため弾力性を持たせることができるのですね。
皮膚に存在するコラーゲンは、真皮層で皮膚のハリや弾力を支えてたるみやシワを防いでいますし、血管のコラーゲンは柔軟性を持たせて動脈硬化を防ぐ役割をしています。
コラーゲンが不足すると・・・
コラーゲンは体内で合成されますが、残念ながら加齢とともに合成量は減少していきます。また、外部の刺激によってコラーゲン線維が断ち切られたり、コラーゲンを作る線維芽細胞が傷つけられることでもコラーゲンは減少します。
そのためたるみやシワができたり、血管が硬くなってしまい、肌や体内の老化が引き起こされる原因となります。
アルギニンとコラーゲンの密接な関係とは
成長ホルモンにはインスリン様成長因子を分泌する働きがあり、この因子はコラーゲンの合成を強化することが研究において分かっています。しかも単にコラーゲンを増やすだけではなく、コラーゲン線維の直径を大きくするので、ダメージに強く壊れにくいコラーゲンを作り出してくれます。
アルギニン自体、コラーゲンの生成をサポートする働きを持っているので、アルギニンを摂取することでコラーゲンを増やす効果が期待できます。
さらに、血行が促進されれば毛細血管にも血液が行き渡って、コラーゲンの生成に必要な栄養素もしっかり届きます。
アルギニンにはコラーゲンの生成促進効果が期待できるので、健康はもちろん美容にも効果があると言えるのですね。