アルギニンは食事から摂取できるのか
体内で合成できるものの、加齢とともに生成量が減ってしまうアルギニンは、必須アミノ酸と同様に食事から摂取する必要があります。アルギニンはアミノ酸の一つですから、大きな括りで言えばタンパク質が豊富に含まれている食品に入っています。
ただし、タンパク質の中のアミノ酸構成は食材によって異なるので、単にタンパク質が豊富な食品であってもアルギニンがたくさん入っているとは限らないので注意してください。
アルギニンが豊富な食物とは
これを踏まえて、アルギニンが豊富な食べ物を挙げると、鶏の胸肉、豚ロース、牛ひき肉、油揚げ、大豆などがあります。
100g中の含有量で言えば、ごまや落花生、乾燥高野豆腐、鰹節などの方が多いのですが、これらの食べ物を100g食べるのはちょっと難しいでしょう。
ですので、メイン料理には肉類、副菜には大豆食品、風味付けにごまや鰹節というように、取り入れるといいでしょう。
アルギニンはサプリメントで補うのが良い理由
ですがアルギニンは、遊離アミノ酸の状態で摂るのがもっとも効率の良い摂り方になります。アルギニンが豊富な食べ物であっても、あくまでもタンパク質の中にアルギニンが含まれているだけなので、体内で分解して遊離アミノ酸の状態にしないと十分に吸収することはできません。
つまり、100gあたりの含有量が多い食べ物であっても、それだけでは補給するほど摂取できないことがあるのです。
しっかりアルギニンを補給するには、豊富に含まれている食べ物をいろいろ食べるか、それが難しい時はサプリメントを併用するのがお勧めです。