男性が原因となる不妊もあるってほんと
不妊というと女性の悩みというイメージがありますが、ここ数年増えているのが男性が原因となる不妊です。
女性が妊娠できる体であっても、妊娠するためには精子が卵子と結びついて子宮内膜に着床しなくてはいけません。
精子は、1日に5000万から数億個も作られていて、膣の中に射精されるとそのうちの約1億から4億ぐらいの精子が卵管に向かっていきます。
しかしそのほとんどは途中で死滅してしまい、卵管まで到達できるのは100から200個程度しかなく、これも卵子と結び着く前に死んでしまいます。
ですので、妊娠するためには精子の量はもちろん、精子の質も重要になるのです。
精力が衰えていると、作られた精子の質も下がる
精子の生成は加齢とともに減少しますが、35歳を過ぎると急激に少なくなると言われています。
ですが、加齢だけではなく男性が持つ精力も関係しているため、昔よりも女性化している現代の男性だと年齢に関わらず精子の量が減少気味になっています。
また精力が衰えていると、作られた精子の質も下がるので運動機能が低下してしまいます。
卵子は約24時間しか生きられませんし、精子も長くて5日の命しかないため、運動機能が活発じゃないと卵子と受精することができません。
亜鉛は不妊に効果があるのか
このような精子の状態による不妊に効果があるのが亜鉛です。亜鉛は男性ホルモンの合成に関与していて、精子を作ったり、精子を活発にしたりする効果があります。
亜鉛をたっぷり摂取すれば、精子もたくさん生成されるので量が増えますし、精子が活発に動けば卵子と結び着く確率も高くなります。
量が増えて質も高まれば妊娠しやすくなるので、亜鉛は不妊に効果的と言われるのですね。