亜鉛の摂取のタイミングは?

そのため、普通に食事をしている人でも 必要摂取量を吸収できないことが多いので、 亜鉛不足になってしまう方が多いのですね。
また、食べ物に含まれる成分によっても 吸収が阻害されてしまうことがあります。
その成分とはフィチン酸というもので、 お米やパンなどの炭水化物やファーストフード、ジャンクフードなどに 多く含まれています。
フィチン酸は亜鉛との結合力が強いので、 一緒に摂取すると結合してしまいます。
ですので、食事をしているときに亜鉛を摂取しても、 ほとんど吸収されずに排出されてしまうのです。
空腹時は避けた方がいい?
それなら空腹時に摂取した方が良いのか、 というとそうとも言えません。
空腹時に亜鉛をダイレクトに摂取すると 胃に負担がかかってしまうため、 胃痛や嘔吐感などが引き起こされることがあります。
定期的に空腹時に摂取した場合、 胃の疾患のリスクも高まるので 空腹の時は摂取しないようにしましょう。

クエン酸やビタミンCは果物にたっぷり含まれているので、 亜鉛を摂るときは果物と一緒に摂ると吸収効率が高まります。
もし時間的に余裕がないという場合は食後でも構いませんが、 食事にできるだけクエン酸やビタミンCを取り入れるようにしておけば、 フィチン酸の働きを抑制して亜鉛の排出を防ぐことができます。
サプリを利用するのであれば、 食後にビタミンCのサプリと併せて飲むとさらに効果が高まります。
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