男性ホルモンの減少によっておこる男性不妊の原因
毎日疲れが取れなくて、夜の元気もないビジネスマンのあなた。もしかするとストレスによって男性ホルモンが低下し、活力や性欲を妨げているのかもしれませんよ。
男性ホルモンが低下すると、男性として様々なところに影響を及ぼすのですが、『家庭医学館』によると、男性ホルモンが低下すると精子の形成が妨げられてしまうと言われています。
実際に不妊の原因として、男性側が原因の場合が増えています。
精子と精液の異常による不妊について、「WHO基準1999年精液検査評価表」によると、
- 精液量(2ml以上)
- 精子濃度(2000万/ml以上)
- PH(7.2~7.8)
- 総精子数(4000万以上)
- 正常精子率(30%以上等)※奇形率70%未満等
- 運動率(50%以上等)※精子の前進率等
- 生存率(75%以上)※射精後一定時間における生存率
- 白血球数(100万/ml未満)※受精能力の指標
- 抗精子抗体率(50%未満)※パートナーとの免疫的抵抗反応
特に注目したい項目は、総精子数と運動率です。
日本における健康男子の総精子数は、1982年には1億あったものが、2000年には6000万程度にまで減少し、さらに最近では、20代男性の精子の数が、40代前後の男性に比べ、半数ほどしかないという報告もあります。
ビジネスマンの精子が衰える理由とは
- 長時間の座りっぱなし
- 脂質の多い食事
- プラスチック製品に含まれる物質が飲食物に移る可能性
- 喫煙習慣
特に最近話題にもなっている「トランス脂肪酸」の摂取過多の男性は、精液中の精子濃度が摂取量の少ない男性の6割程度しかないと言われています。
トランス脂肪酸は、水素添加した植物油を扱う過程で人工的に生成される副産物です。トランス脂肪酸は、悪玉コレステロール、動脈硬化、心臓疾患、ガン、免疫機能、認知症、不妊、アレルギー、アトピーなどへの悪影響が報告されています。引用:オールアバウト
ちょっと意外だけど身近なアノ野菜が精子の運動能力を高める
ハーバード大学の研究者が発表したレポートによると、緑黄色野菜が精子の質・量を良くする働きがあるということなのです。緑黄色野菜の中でも特にニンジンの効果が高いことがレポートには書かれています。
ニンジンにはカロテノイドという物質が含まれているのですがこの物質が精子の運動量を向上させるのに効果があるのです。
またニンジンに含まれるリコピンが細胞膜やDNAの形成をサポートするので精子の形成に役に立つのだそうです。
ニンジンだけでなく精力サプリも併用すると効果がさらに高くなる
毎日疲れが取れなくて、夜の元気もないのは仕方がないと諦めていた方も多いかもしれません。しかし、効果のある成分を必要量摂取して、精子・精液の量を増やす事は十分に可能なのです。
例に挙げた「ニンジン」や他の食品などを摂取するのも必要ですが、まとめて摂取したい場合や継続性の高さ、そして精子・精液アップ以外にも効果があることを考えると、やはり精力サプリを併用することがオススメです。
特に精力増強に効くというサプリメントは、性欲を向上させたり勃起力を高める栄養成分が含有されていますが、それらは生殖能力を高める、すなわち精子の量を増やすための栄養成分もバランスよく配合されているものが多くありますので試してみるのも良いかもしれませんね。