自転車が趣味の中高年男性は注意が必要?
昨今、手軽な趣味として「自転車」が流行しています。女性からの支持も高いし、大人の趣味としてもカッコいいので、中高年世代も趣味としている人が多いです。
でも、自転車に乗りすぎは禁物のようです。
なぜならば、サドルに股がって自転車をこぐという行為は、なんと自らペニスを痛めつける行為だったのです。
実際に英ロンドン大学の研究グループから男性機能とサイクリングに関する気になる調査報告が出されたのです。
その調査とは、男性サイクリスト約5000人を対象とし自転車に乗っている時間と、自己申告による勃起不全(ED)の有無、医師の診断による男性不妊および前立腺がんの発症との関連についてというものでした。
その結果、日常生活で乗る程度では自転車をこいでいる時間とEDや男性不妊はあまり関係ないことが分かったのですが、特に中高年の男性に関しては自転車をこいでいる時間が長くなるほど、前立腺がんのリスクが上がることがが判明したのです。
確かに、スポーツタイプのサドルは硬く細いため体重の40%が集中してしまい、膀胱の下にある前立腺がサドルで圧迫されて、慢性の前立腺炎になるリスクがあります。
また、骨盤底筋を損傷するために勃起に必要な血流を確保しにくくなることもあげられます。
中高年男性がサイクリングの趣味を続けるには・・・
中高年男性がリスクを気にせず趣味を続けるのは簡単なことです。中高年男性がスポーツタイプの自転車に長時間のる場合は、サドルを替えたり、サドルカバーをつけるなどして股間への圧迫を減らす工夫をするのです。
また、自転車=前立腺がんという因果関係が確実に証明されたわけでは無いですが、がん年齢の40歳を超えたあたりからは時間を徐々に減らしていくといったことも必要と言えるでしょう。